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産地訪問

2020.08.01産地訪問

【産地訪問レポート】愛西市・蓮の花と蓮台

愛知県・愛西市の蓮の圃場をお訪ねしました!広い空、田んぼ、蓮。のどかな風景です。

木曽川流域の肥沃な土壌に恵まれた愛西市は、低く湿った土地を好む蓮の花とレンコンの名産地。周辺では綺麗な水を張った田んぼで育つ水生カラーや、ショウブの栽培も見られます。

蓮の植え付けは4月、収穫に適するのは植え付けてから4~5年までで、2年生が一番よい時期。今回はその2年生と、3年生の圃場を見学させて頂きました。

「今年は気温が高かったため、例年より10日ほど早く開花しました」
と生産者さん。よって今は花は少なめ、多くが蓮台になっています。中部地方では花よりもこちらの蓮台の方が多く使われるのだそうです。

 

著者、生えている蓮台を見るのは実は初めての体験です。銀杏や果物とは違って、 熟すと黄色から緑色になっていく んですね。割って見せていただくと中がふかふかしてスポンジのようになっていたのが意外でした。

 

開花のピークには田んぼが花でいっぱい、真っ赤っかになるとお聞きしました。一度見てみたいものです。収穫作業をするのは日が昇る前の早朝で、田んぼの中に入ると背の高い葉っぱの茂りで人が隠れてしまうほどだとか。

「蓮の葉っぱは浮くものと浮かないものがあり、出てくる順番でゼニバ、ミズバ、トメバと違う名前がついている」
ということを知った後だったのでどれどれと思いながら見ていたのですが、私にはさっぱり違いが分かりませんでした。

下の写真を見て、お分かりになりますか・・・? これらの葉もまた規格があり、鑑賞用になります。

ちなみにレンコンの蓮と観賞用の蓮は違う種類のものです。レンコンの蓮の花は白く、葉が大きいのですぐに違いが分かりますよ。

(蓮については植物オタク…いや学者の、牧野富太郎先生のエッセイ「植物記」に詳しいです。
蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅
蓮の巧妙なつくり・生態を知ると「まあよくできているものだなあ」とますます神秘的な植物に感じられました。青空文庫で無料で読めますので、ぜひご覧くださいね。)

営業企画部

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