愛知県・愛西市の蓮の圃場をお訪ねしました!
広い空、田んぼ、蓮。のどかな風景です。
木曽川流域の肥沃な土壌に恵まれた愛西市は、低く湿った土地を好む蓮の花とレンコンの名産地。
周辺では綺麗な水を張った田んぼで育つ水生カラーや、ショウブの栽培も見られます。
蓮の植え付けは4月、収穫に適するのは植え付けてから4~5年までで、2年生が一番よい時期。
今回はその2年生と、3年生の圃場を見せて頂きました!
今年は気温が高かったため、例年より10日ほど早く開花しました、と生産者さん。
よって今は花は少なめ、多くが蓮台になっています。中部地方では花よりもこちらの方が多く使われるそうです。
生えている蓮台を見るのは実は初めての体験です。銀杏や果物とは違って、この黄色い状態から熟すと緑色になっていくんですね。
割って見せていただくと中がふかふかしていたのが意外でした。
開花のピークには田んぼが花でいっぱい、真っ赤っかになるとお聞きしました。一度見てみたいものです。
収穫作業をするのは日が昇る前の早朝。中に入ると、泥に埋まるのと高い葉っぱの茂りで人が隠れてしまうほどだとか。
また蓮の葉っぱは浮くものと浮かないものがあり、出てくる順番でゼニバ、ミズバ、トメバと違う名前がついている。
というのを知った後だったのでどれどれと思いながら見ていたのですが、私にはさっぱり違いが分かりませんでした。
お分かりになりますか・・・?↓↓↓
これらの葉もまた規格があり、鑑賞用になるそうです。
ちなみに、レンコンの蓮と観賞用の蓮は違う種類のものです。
レンコンの蓮は白い花で葉も大きく、すぐに違いが分かりますよ。
蓮については植物オタク…いや学者の、牧野富太郎先生のエッセイ「植物記」に詳しいです。
蓮の巧妙なつくり・生態を知ると、まあよくできているものだなあ…とますます神秘的な植物に感じられます。
青空文庫で無料で読めますので、ぜひご覧くださいね。
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