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2020/08/07
【お盆】ほおずき?ほおづき?ほうずき?

長かった梅雨が明け、いよいよお盆シーズンですね。

 

お盆の花といえばホオズキです。市場には大きな箱が山積みになっております。

鬼灯、法月、ほおづき、ほおずき、ほうずき…

色んな表記をされているのを見かけますが、どれが正しい「ホオズキ」なのでしょうか?

 

 

 

 

広辞苑で調べてみると、

 

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ほおずき【酸漿・鬼灯】  (語源は「頬付」か)

 

①ナス科の多年草。茎の高さ60〜70センチメートル。葉は卵状楕円形。黄緑白色の花を開き、

 球形の液果が嚢状にふくらんだ宿存萼に包まれて赤熟(⇒赤い部分はガクが変化したものなんですね)

 果実は種子を除いて空にし、吹き鳴らす。根を鎮咳・利尿薬に使用。丹波酸漿。

②子供が、口に入れて吹き鳴らして遊ぶ玩具。

 

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とあります。

とりあえず、ひらがな表記は「ほおずき」が一般的なようですね。

『語源は「頬付」か』とありますが、どうやら所説あるようで

 

・「目つき」「顔つき」などと同じニュアンスで「頬つき」

・ほっぺをぷくっと膨らませ、突き出してホオズキ鳴らしをするから「頬突き」

・蟄(ホオ)という臭虫が好んでよくつくから「ホオズキ」(植物学者:牧野富太郎先生はこの説を推してます)

 

など、はっきりとは分かっていないそうです。

 

 

 

 

また漢字についてはイメージから、漢名から、音からの当て字のようです。

 

 

・鬼灯…赤い提灯のイメージ (英語でも Chinese lantern と書きますね。 ) 

   ⇒お盆にホオズキを飾るのは、赤い実を提灯に見立て、ご先祖様の霊に迷わず帰ってきていただくため。

 

・酸漿…生薬としての名前、漢名(さんしょう)。根を干したものは酸漿根、全草は酸漿という薬になり、

    咳止め・解熱・利尿薬として飲みます。なお、妊婦さんは服用できないようです。

・法月…詳しい文献が見つかりませんでしたが、どうやら店頭などで簡単に読ませるように当てられた当て字のようです。

 

 

「法月」と書くのが一番分かりやすいですが、漫画「鬼灯の冷徹」のおかげで随分「鬼灯」が読める人は増えたかも??

あえて「鬼灯」の漢字でPOPを書くと刺さる人には刺さるかもしれませんね。

 

 

 

 

またホオズキはかつてはヌカズキ、カガチとよばれていたそう。

 

 

ヤマタノオロチは「赤カガチのような目」をしていたと古事記、 

「ぬかづきなどいふ物のやうにだにあれかし。」(夕顔の実に対して、「恰好がよくない。ホオズキとかいうもののようであったらよかったのに」)

と枕草子にあらわされています。

古来から赤いホオズキの実は、日本人にとって「赤く立派なもの」だったのですね。

 

 

 

 

〇おまけ

 

お盆の花といえば、蓮の花や蓮台も沢山届いております。

 

 

 

 

 

『ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。

 池の中に咲いているの花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色からは、何とも云えないが、

 絶間なくあたりへれて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。』

 

 

芥川の短編『蜘蛛の糸』はこのように極楽に咲く蓮の花に始まり、蓮の花に終わります。

蓮は仏教の象徴、極楽浄土に咲くもっとも高貴な花。仏さまは蓮の花をかたどった「蓮台」に座っていらっしゃいますね。

 

 

 

(蓮の産地訪問レポートはこちら

 

 

そんな蓮を飾れば、ご先祖様への歓迎の気持ちを最大限に表せるということです。

*地域(宗教、宗派)によって飾り方のしきたりは違います!

 蓮の花を使うところ、花より蓮台を使うところ、どちらも使わないところ、様々です。

 

 

日本独特の風習、その時期だけのお花に触れるのは面白いことですね。

まだまだ暑くあわただしい日が続きますが、お盆シーズン、元気に乗り切っていきましょう…!

 

 

営業企画部

 

 

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