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花の研究室
2020.06.24花の研究室
『ランタナはなぜ色が変わるの?』
梅雨前から入荷しているランタナ。
花期は5月~10月、日差しが暖かくなってから秋ごろまで咲き続く強くて可愛い植物です。
黄色からピンクやオレンジ、白など咲き進むと色が変わる性質から「シチヘンゲ(七変化)」という別名も持っています。
熱帯原産とあってビタミンカラーが基本ですが、色合いが優しめで葉に斑が入る爽やかな印象の品種もありますよ。
一株だけでも沢山の表情が楽しめるランタナですが、この色の移り変わりはどんな仕組みで、なぜ起こっているのでしょうか?
詳しいメカニズムは未だ分かっていないようですが、
黄色い花びらに含まれる色素の「カロテノイド」が咲き進むと分解されて減少し、代わりにピンクなら「アントシアニン」などの色素の量が増えることが知られています。
また、ランタナは虫媒花。
色が黄色から赤へと変化する花では受粉前の黄色い花がより好まれるという研究があり、
受粉していない花に虫を誘っているのではないか?ともいわれます。
(↑よく見ると黄色い花の蜜を吸っている気がする)
ころころ変わる表情から目を離せないのは虫も人間も同じかもしれませんね。
営業企画部