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花の研究室

2020.06.29花の研究室

『ハエトリグサにも花が』

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5月下旬頃から届いているハエトリグサ、花が咲いているものを見つけました。

(2枚目、クリックで拡大します!)

 

 

なんとなく禍々しいイメージのあるハエトリグサですが、意外と清楚なお花ですよね。

 

この花は自家受粉し採れた種から子株を育てることもできますが

エネルギーを沢山使ってしまうので、若い株では早めに花を切り取ってあげた方がよさそうです。

 

freespさんによる写真ACからの写真)

 

花が咲くことも知らなかったのでハエトリグサについて調べてみたら、初めて知ることが次から次へと出てきました。

 

・虫が補虫葉の中の毛に触れた数を記憶する。2回目で葉が閉じ、3回目で消化酵素を作り始め、5回目で消化が始まる

・1枚の葉で3、4回捕食する

 

*葉っぱを閉じるのはエネルギーを使う大変な作業なので、あんまり遊びすぎないようにしましょう!*

 

・熱帯ではなく日本と同じ温帯の植物。北アメリカ原産

・虫から生きるために必須なエネルギーをとっているわけではなく、肥料として栄養塩類をとっている

*→エサをあげなくてもちゃんと育ちます*

 

・球根、葉挿しでも増える

・気温が高い時に補虫葉に分化する(気温が高い=虫が飛んでいる ため?)

 

 

などなど。。。

ただでさえ珍しい食虫植物の中でも能動的に動くものはハエトリグサくらいで、

まだまだ謎が残る植物!

 

こんなに不思議な植物を気軽に手元に置けるんだなと思うと嬉しいですね。

夏の自由研究の題材にいかがでしょうか。

 

 

営業企画部

 

 

参考文献

ハエトリグサは数を数えられる:研究結果

食虫植物の進化がゲノム解読から明らかに