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2018.01.09ブログ
『門松に想う』
熱田神宮参拝の帰り道、門松が立っているかをチェックしながら少し遠回りして帰りました。子供の頃を振り返ると、大きい工場や、学校等にも必ず正門に門松が飾ってありました。それが消えたのは、おそらく昭和52年の最高裁の「政教分離判断」であったと思います。ここで考えてみないといけないのは、憲法でいうところの政教分離でいう宗教とは何であるかということです。現憲法は英語をベースに翻訳したものと言われていますので、それを見るとReligionとなっています。その日本語訳が宗教であります。日本の八百万の神様を祭ること、これを一神教の人たちは、アニミズム(animism)といって宗教ではないと言っているのです。こういった世界の宗教観の大勢から見た判断ではなく、単なる和訳の字面だけを追った、大変薄っぺらい判断であったと思います。この判断により、官庁や学校といった公共施設から一斉に門松が無くなったと想像します。今でも地鎮祭には行政の人たちは出席しません。こういった間違いにより、日本古来の行事を失うということは許されないことと思います。このことにより花き業界が失ったマーケットは大変大きいものと推察されます。