この10月より全国で最低賃金の改訂が行われた。ここ愛知県においても、27円の上昇で、898円となりました。また、ここ5年間で、愛知県の最低賃金は118円上がりました。愛知労働局のＨＰに載っている最低賃金の一覧表は、昭和48年の第一次オイルショックの時代より出ていますが、それを見ますと、これまでの最低賃金の毎年の改訂は、おおよそ物価上昇率に準拠する形で行われています。

　しかし、ここ5年のそのものは、改定率の根拠があいまいで（物価は毎年2％以上も上がっていない）、政府の恣意的な思いで行われていると言っても良いでしょう。本来経済活動は、市場に任せるべきで、政府は所得の再分配等で力を発揮していただきたいと思います。こう思うのは、私一人ではないはずです。