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2020/10/19
【花のソノサキ】名古屋の名花に名産地あり【お花の追跡レポート③】

 

【新企画】 花のソノサキ #とは

お花の「ソノサキ」を追跡リポートする企画です。

お花は「生産者の顔」が見えづらいものであると同時に、「消費者の顔」が見えづらいものでもあります。

 

日々自然と向合う中で育ててきた花の、出荷した「そのさき」が見えない生産者さん。

お客様に送り出した「そのさき」を見る機会の少ない私たち市場関係者。

 

出荷後のお花がどんな作品になり、どんなお客さんに届き、どんな感情を生んだんだろう?

 

また一般のお客さんは店頭での完成された姿しか目にしないため、そのお花一つ一つに

誰がどんな想いで関わって届けられたのかを知ることができません。

 

 お花は産地・市場・お花屋さん・ご家庭と様々な人、場所を巡りますが、それぞれの立場からは「そのさき」が見えないのです。

そこでこの企画では、市場から小売店様、そして一般のお客様まで届く様子を追跡・取材してお届けします!

 

日々手にするお花の「そのさき」の光景を、身近に感じて頂けたら幸いです。

 

 

 

第3回目は、愛知県名古屋市東区の小売店 名花園 さんです!

 

 

 

AM 8:50 市場


 

まずは仕分けの様子から。

事前販売や競りで落とされたお花は切花とブライダルのお花を取り扱う東区の本店、お葬儀の装花を行う営業所と

それぞれの店舗ごとに仕分けていきます。

 

営業所行きが左のアルミ台車、本店行きが右の青台車です。やはり乗っているお花の様子が違いますね。

 

 

 

今回は本店からの配達の様子を取材させて頂きます!

 

 

 

 

AM 10:00 名花園さん到着


 

赤い外装、赤いアーケードが目に鮮やかな名花園さん本店へお伺いしました。

このスタイリッシュな外装のため、レストランと間違われて入られる方もあったのだとか。

 

 

 

 

店内奥から目に飛び込んできたのは大きな赤いショーケース!なんとバケツも同じ赤色です。

バケツはステンレスに焼き付け塗装を施したもので、つまりはオリジナル。

赤いショーケースもバケツも初めて見ました。お店のイメージづくりを徹底されているのが分かりますね。

 

 

  

 

 

 

カウンターで市場から届いたお花の処理をされています。

トルコ桔梗の足を切り、葉を一輪一輪落として…と丁寧な作業を見ていると

なんとカウンターの板が外れて洗い場が登場。少しも気がつきませんでした。

サッと水が使えて使わないときには隠しておける、スマートな仕様です。

 

 

 

 

次にお客様の元へお届けするアレンジの仕上げも行っていきます。

今回のお届け先はお店のほど近く、白壁の街並み保存地区にある和風のマンションです。

品の良さも質の良さも伝わってくる和のテイストのアレンジ。

 

枝もしっかり皮をそいでから挿しておられました。こうした細やかな心配りも品の良さを裏付けているのかしら。

 

 

 

 

 

こちらはマンションのロビー用のお花で、加えて受付用・お手洗い用の計3つのお花を配達します!

 

 

 

AM 10:20 出発


 

 

アレンジとお道具を車に積んで、出発です!

 

 

 

AM 10:25 到着


 

 

 

 

和風のマンションって?と思いましたが、なるほど上品な和風の建物です…!

この場に合わせてアレンジを作られていたのだな、ということがよく分かりました。

 

 

まずはエントランスのお花の交換。

元あったアレンジを回収、クロスを一度取り払い、お掃除をしてから新たなアレンジを設置していきます。

元のアレンジも秋らしい実ものがあしらわれていて大変素敵ですね。

こちらには毎週月曜日、週に1度お花の交換に伺っているそうです。

 

 

 

 

配達の曜日が月曜日なのは、仕入れた後の新鮮なお花を使うため。

季節に合わせたお花をお届けされています。

 

次に乾燥を防ぐための霧吹きを。ん?隣に何かを設置されていますね。

 

 

 

 

 

アレンジの傍らに置かれていたのは、使用花材を書いたカードでした。

小さなカードも手伝って、周りの調度品と馴染む美術品のような仕上がりに。

 

 

 

 

 

記録用の写真を撮って、この場は完成です。

 

 

 

次にお手洗いに一輪挿し、

 

 

 

最後に受付にもロビーのものとリンクしたアレンジを設置。

 

  

 

 

インタビュー


 

 

お店に帰ったところで、オーナーの井上さんにお話を伺いました。

 

 

 

お花選びへのこだわりは? ―――― 

珍しさより、品質・もつもの。仏花も販売しているので、「ここのお花は良くもつね」と言ってもらいたい。

 

 

先ほども、ドウダンの枝の皮をしっかり削がれていましたね。――――

水揚げの方法などは社員ミーティングでもしっかり共有して、教えています。

(お客様に)お花を分かっている方も沢山みえますしね。

 

 

アレンジの横に花材が書かれたカードを置かれていましたが ――――

花材のお問い合わせが多いので、カードは何かとつけるようにしています。

 

 

 

名花園さんではfacebookとinstagram(@meikaen)を活用されており、instagramは今年の春から本格始動。

先日フォロワー数1,000人を達成・本店で記念のイベントを開催されました。

イベントには投稿を見たお客さんが来られ、100個用意したプレゼントの花瓶が1日で無くなるほどの盛況だったそうです。

 

井上さん「半信半疑でしたが、効果を実感しました。」

 

 

 

またお花の近況や産地さんについてお話していると、

「生産者さんたちと話すのが大好き。楽しいね。」

と井上さん。今年は春から色々あって心配だ、と産地さんを心配されていました。

 

「産地さんあってのお花屋さんなのだな」といち消費者の時には見えなかった

生産地と小売店との繋がりを見た気がして、私には新鮮な発見でした。

 

 

 

 

そしてお花に関心があり、審美眼の鍛えられている方が多くみえる地域だからこその

品質への気遣いを端々に感じ、身の引き締まる思いも。

質のよい品物をお届けせねば、そして小売店さんがお客様にお話しできるような、

産地さんのこだわりや個性など お花をより美しく・面白く感じて頂けるような情報を届けていかねば!と意欲が高まりました。

 

 

【今回のまとめ】
”こんなに美しい作品になって舞台に立たせていただけるんだ”
という市場の人として見た「ソノサキ」

”普段は見えないけれどお花屋さんと産地さんは繋がりあっているんだ”
という消費者として見た「ソノサキ」

その間の、”何より品質の良いふさわしいものを”という小売店さんの矜持

 

 

取材協力:名花園 さん ありがとうございました!

 

 

 

 

名花園さんMAP

 

 

 

 

営業企画部

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