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2020/10/02
【ハロウィン】意外と知らないかぼちゃの世界

 

先週、9月25日は第2回「かぼちゃ・ハロウィン市」でした!

ハロウィンということで社員一同、とりどりの仮装で競りに臨みました。お楽しみいただけましたでしょうか?

 

当日はかぼちゃはもちろん鉢物の競りも合わせて行われ、普段と一味も二味も違った風景になりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

〇そもそもなぜかぼちゃ?


 

ハロウィンは元々、古代ケルト人の風習「サウィン祭」が起源。

このお祭りは10月31日、収穫祭と悪霊払いの儀式を合わせて行ったもので、カブをくりぬいて作ったランタンを飾る風習がありました。

(ジャック・オ・ランタンも元はカブです)

 

なお現世とあの世が繋がるという点では西洋版お盆ともいえるのですが、

ご先祖に限らず魔女や悪い霊もやってくるということで、彼らの目を欺くためにオバケに変装したのがハロウィンの仮装の始まり。

 

 (ジャック・オ・ランタン  たぶん元祖はこんなに陽気じゃないです。)

 

この風習がキリスト教圏にとりこまれた際、キリスト教の記念日(11/1、すべての聖人や殉教者を記念する日)の前日祭として取り入れられ

今の形になったということです。 

「ハロウィンは異教の祭り」と言われるのはこういうわけなのですね。

 

そしてアメリカでは飾り用のカブの生産量が少ないため、より馴染みのあるかぼちゃに成り代わり

今のようなハロウィン=かぼちゃという慣習になったそうです。

 

 

 

 

〇日本のかぼちゃは「パンプキン」ではない


 

 

「かぼちゃ」は英語で「pumpkin」…だと私も長らく思っていたのですが、

調べてみるとどうやら正確ではないようなのです。

 

日本人で一般的な緑色のかぼちゃは英語圏では ” winter squash ”スクォッシュ・スカッシュと呼ばれているそう。

全然聞いたことないですね。。。

” kabocha squash “ として認知されているようで、検索すると多数の英語のレシピが出てきます。

「パンプキン」よりむしろ「カボチャ」と言った方が通じるのかもしれません。

 

 

ではpumpkinとは何か?というと、

ハロウィンで飾るような丸くてオレンジ色のもの、観賞用のものを指します。

 

ハロウィンかぼちゃを見ていると「これ食べれるのかな?」と思ったり聞かれたりすることが多いかと思いますが、

どうやらアメリカでも ” carving pumpkin ” は食用より観賞用、

調理するなら ” suger pumpkin ” や ” pie pumpkin ” といった特別なものを使うみたいです。

小さい実のほうが甘いらしいので、やはり飾りに使うようなオレンジの大きなかぼちゃは美味しく頂くのには向いてなさそうですね。

 

 

とはいえ、食べる・食べないに関わらずpumpkinは生もの。

乾燥した冷暗所で保存しましょう(1~3カ月)

地下や倉庫に直に置かず、段ボールや木に載せることで腐りを遅らせます。

 

 

 

(市場でもしっかり段ボールに載せて待機させていましたよ。)

 

 

どうやら日本人が思い浮かべる「かぼちゃ」よりもかぼちゃのバリエーションはずっと豊かなようです。

 

 

〇summer squash=???


 

さて、上記したように日本の「かぼちゃ」は ” winter squash ” でした。

では ” winter squash ” に対して、 ” summer squash “ はいったい何なのかというと…

 

こちらです。

 

 

そう、夏野菜でおなじみのズッキーニです。

キュウリやナスと似た雰囲気がしますが、実はカボチャ(ペポかぼちゃ)の仲間なのです。

冬に収穫する ” winter squash “に対し、夏のまだ柔らかく青いうちに収穫するので ” summer squash ” 。

「ズッキーニ=Zucchin」はイタリア語です。

 

(ペポかぼちゃ)

 

 

系譜について分かりやすく描いた図がありました。

 

 

 

「Cucurbita pepo (ペポかぼちゃの元となる種)は最も古い栽培化された種の一つ。何千年にも渡ってその驚くほどの可変性が証明されてきました。 

ちょうど Brassica oleracea (ヤセイカンラン)がブロッコリー・ケール・キャベツを私たちにもたらしたように 

Cucurbita pepoはパンプキン・ズッキーニ・ボヘミアンスカッシュ、パティパンかぼちゃ・どんぐりかぼちゃ・イエロースカッシュなどに変形したのです。」

 

 

真ん中にあるのが「ペポかぼちゃ」。

この1種から「ズッキーニ」や「パンプキン」、その他のかぼちゃが誕生したということです。

「おもちゃかぼちゃ」や「プッチーニ」も「ペポかぼちゃ」を改良した種ということで、実にいろいろな姿に化けたのですね。

 

 

 

 

なお、” kabocha squash ” こと日本のかぼちゃは Cucurbita maxima というまた別の種で、

ドコモダケに見えることでおなじみ「ターバンかぼちゃ」の仲間です。信じられない。

 

 

(ターバンかぼちゃ この品種はどうか分かりませんが、海外ではスープなどにして食べるそうです。)

 

 

 

 

〇西洋かぼちゃと東洋かぼちゃ


 

ここでさらに複雑なお話ですが、私たちがスーパーで買う「かぼちゃ」は「西洋かぼちゃ(19世紀にアメリカから日本に導入)」で、

実は「東洋かぼちゃ(16世紀にカンボジアから伝来)」というかぼちゃがもっと古くから日本に存在しています。

東洋かぼちゃは凹凸がありねっとりしているかぼちゃで、「日本かぼちゃ」とも呼ばれます。

これはまた別の、Cucurbita moschata という種です。

 

 

 

〇まとめ 

 


 

 

まとめると、

 

 

かぼちゃ=

①ペポかぼちゃの仲間 ( Cucurbita pepo の変種)【 パンプキン、ズッキーニ、ペポかぼちゃ など 】

②西洋かぼちゃの仲間 Cucurbita maxima  【「かぼちゃ」、ターバンかぼちゃ など

③東洋かぼちゃの仲間 Cucurbita moschata 【 日本かぼちゃ、バターナッツかぼちゃ など】

 

 

ということで、一口に「かぼちゃ」といっても色々なのですね。

まだまだハロウィンまでは日にちがありますし、「かぼちゃ」を市場や街で見かけましたら

ぜひこの記事のことを思い出して「これはどのかぼちゃだ…?」と深い深いかぼちゃの世界を感じてくださいね。

 

 

営業企画部

 

 

参考:

 

https://www.thespruceeats.com/all-about-squash-1137499

 

https://www.seikatu-cb.com/hozomiwa/kabochati.html#a02

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